インド系の全盲の青年音楽家。音声に関する共感覚が優れており、反響音でまわりの景色を「視る」ことができる。基本的に荒事は好まないが、二つの世界の衝突を不協和音として捉え、「世界を調律」するために、越境作戦に志願する。
漂泊の吟遊詩人として世界を彷徨っていた。ある日、アフリカの街路で、世界の衝突を感じた彼は、その中心を求めてフロンティアSに渡航し、越境作戦を知らされ、適性があったため参加することになる。
この世界では多くの視覚障害は治癒可能だが、貧困な家庭に生まれた結果、治療を受けられずに育つ。音楽家として名声を博し、裕福な暮らしをできるようになったが、不自由がないことと、治療によって音感が影響を受ける可能性があったため、治療を拒否。ある日の演奏中に世界の衝突を感じ、極東へ旅立つ。